にゃんばんわ、ぽじねこです!
こんな言葉を聞いたことがあるでしょうか?
マルチ・ポテンシャライト
(Multipotentialite)
簡単に言うと、好奇心が人一倍強く
ものごとに没頭しやすい半面
一定の領域まで習得してしまうと
飽きてまた他のことに惹かれてしまうような人
・・・のことを指す言葉です。

パッと見、ただの飽き性みたいですが・・・
この言葉を生み出した
エミリー・ワプニックさんという方の動画は
TEDtalkで爆発的な人気となっており
なんと現在は38か国語に翻訳された
字幕付きで見ることができます。
内容は動画をみていただければわかりますが
今日は私なりの見解も含めて
マルチ・ポテンシャライトを取り巻く環境と
あるべき本当の姿について語っていきます。
「マルチ・ポテンシャライト」について
子供を「スペシャリスト」にしようとする社会
日本も欧米と同様の文化があり
小さな頃に、大人たちにこう問われます。
「将来の夢は何ですか?」
子供たちは自分なりに考えて
ケーキ屋さんとか野球選手とか答えますが・・・

明確なルールが決まっているわけでもないのに
子供たちは「1つ」の職業だけを答えるのです!
私達の文化が、そうさせているのですが
将来の夢というのが
職業としてのスペシャリストに限定されてしまう
そんな誘導尋問を子供に強いているのです。
これは、高校に行っても部活は1つだけ
大学に行っても学科や専攻を決めないといけないなど
必ず子供を1つのレールに乗せようとする
社会のシステムがあるからです。

複数のことをやりたい場合はどうするんだー!
高校の部活動が続かずにやめてしまうとか
他のことがやりたくなって大学をやめてしまうとか
そういう人に対しての社会的評価はいつも
- ものごとが長続きしない人
- 忍耐力が足りない人
- 何をしても中途半端な人
といった、ネガティブなレッテルを貼られ
肩身の狭い思いをしてきたと思います。

私が・・・他の人と違うのね・・・
「複数のこと」に興味を持ってもいい
そんな生き方に息苦しさを感じていた人たちを
マルチ・ポテンシャライトという言葉が
救済を与えました。
世界中に数えきれないくらいの
賛同者が現れたのです。

実はこういう人、たくさん居たんだね!
ルネサンス時代は「スキャナー」と呼ばれ
全く違う分野などに挑戦し
幅広い知識と経験を兼ね備えた人というのは
社会に必要とされているのだという考え方は
意外と昔からあったこともわかっています。
なぜなら、マルチ・ポテンシャライトには
3つの強みがあるからなのです。
「マルチ・ポテンシャライト」の強みとは
「アイディア」をかけ合わせることができる
例えば、かつてアパレル販売員だった人が
リフォームの営業に転職したとして
そこからさらに転職して
今は玩具販売の仕事についているとします。
シル●ニアファミリーみたいな
ジオラマ系の商品を販売強化したいとして
その店内ディスプレイを任されたら、どうでしょう?

色の相性や、家具の配置とかにこだわりアリ!
と、いうような感じで
単体で見たら別分野のように見える仕事も
その交差点でイノベーションが起こります。
「学習速度」がとても速い
マルチ・ポテンシャライトは
興味を持ったものごとに対しての
習得スピードがとても速いです。
そもそも、ものごとは
興味を持つことで吸収力があがります。

「勉強の効率」でも、よく語られるテーマだよね!
一流の塾講師が、どのようにして
子供が勉強に興味をもってくれるか
その攻め方を必死に編み出しているのも
この「興味をもつこと」が大切だからです。
それが、人より興味をもちやすい体質なら
学習スピードが速いことも腑に落ちます。

興味がないことは、覚えられないぞー!w
「適応力」が高い
自分が色々なものごとに興味を持てるので
人の趣味や考え方に対して
シャットアウトしてしまうことが少ないのも特徴です。
マルチ・ポテンシャライトは
相手の話から「楽しい趣味」が見つかったり
「仕事に役立つ情報」が聞けたりすることを期待して
人の話をよく聞きます。

いつでも楽しいことを探しているから!
言い換えると、好奇心や探求心が強いため
色々な人と社交的に接することができる
というのも特徴となります。
あなたは、どうですか?
「自分にはこれが向いている」
そうやって趣味や職業が
ピッタリと決まっている人
また、それにあまり悩まない人

そういう人はもちろん、とても正常です!
ですが、もしあなたが
何をしても別のことが気になってしまったり
これといって極めた趣味や特技がないとか
それが自分の弱点だと思っているのであれば
実はそれは弱点ではなく「強み」であることを
覚えていてください。

なぜなら、それはあなたが
マルチ・ポテンシャライトだからです!